回線と店内Wi-Fiを分けて考える
光回線は店舗とインターネットをつなぐ方式、Wi-Fiは端末とルーターを無線でつなぐ方式です。光回線でもWi-Fiを利用できます。本記事でいう工事不要Wi-Fiは、携帯電話網等を利用するホームルーター・モバイルルーターを指します。
方式の違い
| 比較軸 | 光回線 | ホームルーター | モバイルルーター |
|---|---|---|---|
| 設置 | 工事や建物設備確認が必要な場合あり | 電源と電波エリア確認 | 充電・電波エリア確認 |
| 移動 | 通常は設置場所を固定 | 住所制限等は契約による | 持ち歩きを想定した製品が多い |
| 容量 | 契約条件を確認 | 無制限表記でも通信制御に注意 | 月間上限のあるプランが多い |
| 向く場面 | 長期営業・継続的な大容量利用 | 工事が難しい小規模拠点 | 外回り・一時利用・予備 |
| 注意 | 開通日、工事費残債、店内機器 | 屋内電波、混雑、有線ポート | 電源管理、容量、接続機器数 |
光回線を先に検討したい店舗
長期利用で、複数人が動画会議や大容量ファイル送信を行うなら、光回線を含めた設計が合理的です。ただし、光回線なら必ず安定するわけではありません。プラン、プロバイダー、店内LAN、端末性能も影響します。
物件管理者に工事可否を聞き、提供エリアと開通目安を確認してください。機器の配置や配線も含めて見積を取ります。
工事不要を検討したい場面
開業日が迫っている、短期間の催事、移転予定がある場合はレンタルも候補です。FreeMax、MONSTER MOBILE、Biz-Fiなどの期間・容量を比較できます。BizAirは店舗向けの相談窓口を持つ一方、契約期間と解除料の確認が必要です。
最短発送や最大速度は利用保証ではありません。建物の奥、地下、窓から離れた場所など、使用位置での確認を計画してください。
決済・来客用通信は別に確認
レジや決済端末の接続条件は端末提供元が指定します。固定IP、ポート、有線・無線の条件を推測で設定しないでください。来店客に業務用のWi-Fiパスワードをそのまま渡さず、分離できる機器構成を検討します。
方式を決める順序
- 必須端末の接続条件を集める
- 開業日と工事可能日を確認する
- 最も混む時間の利用人数・仕事を見積もる
- 主回線と障害時の代替手順を決める
- 月額ではなく利用予定期間の総額で選ぶ
参考情報
NTTドコモビジネスのWi-Fi案内、UQの通信速度制限FAQを参照。個別の速度実測は行っていません。