台帳をそのまま全部移さない

顧客台帳には、現在使っていない連絡先や、業務に不要な自由記述が残っていることがあります。移行前に利用目的と必要な項目を整理し、連絡先・来店履歴・予約・販促の同意を別々に扱います。

これは一般的な移行手順です。特定サービスにすべての項目を取り込める、または完全に復元できると保証するものではありません。

移行対象を分ける

データ注意点
顧客の基本情報氏名表記、電話番号の先頭0、メール形式
今後の予約日時、担当、メニュー、支払・取消状態
来店履歴・メモ取り込み対応項目、文字数、添付ファイル
月謝・回数券残数、期限、支払記録との対応

顧客一覧が移せても、予約や回数券が自動で移るとは限りません。サービスごとに取り込み可能なデータを確認します。

5つの工程で進める

1. 元データを保管する

上書き前のコピーを、閲覧できる担当者を限定して保存します。作業用ファイルと原本を分け、メール添付や公開リンクで不用意に共有しません。

2. 新旧の項目を対応させる

氏名・ふりがな・電話・メールなどの対応表を作ります。姓と名が一つの欄か、電話番号の形式はどうかを揃え、空欄を適当な値で埋めないようにします。

3. 重複を確認する

同姓同名は別人の可能性があります。メールや電話でも家族共用の場合があるため、機械的に一つへまとめず、確認できる範囲で判断します。

4. 少量で動きを確認する

少量の検証用データで形式を確かめ、文字化け、日付のずれ、不要な自動通知がないかを確認します。実在顧客へ通知が送られない設定を先に確認してください。

5. 件数と内容を照合する

取り込んだ件数だけでなく、先頭・末尾・長い名前・空欄のあるレコードなどを確認します。新旧両方をいつまで更新するか決め、切替後は正しい台帳を一本化します。

出口も契約前に確認する

後で別サービスへ移る場合に、顧客・予約データをどの形式で出力できるかが重要です。STORES予約の公式表では顧客一括登録とCSVダウンロードのプラン条件が異なります。取り込めるから取り出せるとは限りません。

STORES予約の機能表(確認:2026年9月24日)

公開後の管理

顧客情報は担当業務に必要な人だけが見られる状態にし、退職・担当変更時には権限を見直します。誤りの訂正窓口と、作業用ファイルの保管期限を決めておくと、移行後の置き忘れを防げます。

公式情報と一般的な運用提案を区別しています。利用体験を装った評価は掲載しません。編集方針・訂正のご連絡